ss

ロクジョウの効果について

 

ロクジョウ(鹿茸)とは、中国北部に住む満州シカや満州アカジカなどの雄の角を乾燥させたものです。鹿はもともと一夫多妻の動物で、雄の鹿の頭にある角は成長が早く毎年生え変わるものです。

 

そのことから、古代の中国人が、角を男根に見立てて、生えてきたばかりの角を食べれば、自分も同じようになるだろうと鹿を生薬として利用し始めたと考えられています。しかし、その薬効は中国古代のからの書物にも掲載されており、「夜中、夢に鬼と交接し、性が自ら溢出するもの」とまで書かれているほどで、実際に効果があったために、古くから精力増強として男女問わずに用いられているものです。

 

その成分は、コラーゲン・カルシウム・タンパク質といったものから、リン・マグネシウム・アミノ酸・エストロンが含まれており、その効能に注目した旧ソ連の国立研究所が調べたところ、生薬としての効果は

 

  • 心臓血管と心筋に作用する
  • 消化器官系統の機能促進
  • 腎臓機能の促進
  • 精神神経緊張症や、神経衰弱、感受性の強い人に対しての神経の鎮静効果
  • 精力減退・無気力症に対する回復
  • 腫物や傷の肉芽の発生と治癒の促進

 

などの作用があると報告されています。疲労または衰弱している臓器や血管、運動金組織、神経細胞などに有効だということです。

 

 

このページの先頭へ戻る